杉山力裕 多々良敦斗
アビスパ福岡 (キューズFC 2期生)
杉山力裕 写真提供:アビスパ福岡
アロッソ熊本 (キューズFC 2期生)
多々良敦斗 写真提供:アロッソ熊本
石神幸征 栗山直樹
ガイナーレ鳥取 2017引退(キューズFC 5期生)
石神幸征 写真提供:ガイナーレ鳥取
モンテディオ山形(キューズFC 7期生)
栗山直樹 写真提供:モンテディオ山形
山内恵太 名和太陽
YSCC横浜 (ロプタ静岡 2期生)
山内恵太 写真提供:YSCC横浜
ヴェルスパ大分 (カワハラFC 2期生)
名和太陽 写真提供:ヴェルスパ大分
杉田真彦 片井 巧
ソニー仙台 (ロプタ静岡 3期生)
杉田真彦 写真提供:ソニー仙台
今治FC (ロプタ静岡 3期生)
片井 巧 写真提供:今治FC
スクールは、ロプタ富士(富士市松本)、ロプタ静岡(静岡中島)にて開催、
そして、サッカー協会に登録し、将来Jリーガーを目指す子供たちのベースとなる指導を施す集団「カワハラFC」を運営しております。


少年サッカースクール 少年サッカースクール loptasc3.JPG 少年サッカースクール
サッカーの塾
とお考えください。

幼児から小学6年生です。
少年サッカーのトレーニングの醍醐味は1秒でも多くゲームを楽しむ事です。
サッカー好きな子はゲームの中でみずからが、多くを学びとります。

指導者はその手助けをします。


磯部 成範磯部 成範 / Shigenori Isobe

選手歴
清水東-東京農業大学-静岡ガス
指導歴
静岡学園高校コーチ 1995全国高校選手権優勝
エスパルス強化担当 ロプタ静岡監督

hara2018.jpg
原 裕樹 / Yuuki Hara

選手歴
清水商業-ブラジル留学-京都パープルサンガ
指導歴
クラッキFC監督 カワハラFC監督


福世順一福世 順一/ Junichi Fukuyo

選手歴
清水商→矢崎総業
指導歴
カワハラFC ロプタ静岡
houjou2018.jpg北條 雅一/ Masakazu Houjou


選手歴
清水商→日立清水
指導歴
カワハラFC
yamashita2019.jpg山下 浩亨/ Hiroyuki Yamashita
選手歴
静岡学園→大阪商業大学→
ヤマハ発動機サッカー部
指導歴
ヤマハサッカースクール
掛川JFC
袋井FC
ロプタ富士

磯部 佳月磯部 佳月 / kazuki Isobe
選手歴
常葉橘中学女子サッカー部→常葉橘高等学校女子サッカー部
指導歴
クラッキサッカースクールコーチ

asai2018.jpg浅井 凱都 / Kaito Asai
選手歴
静岡中田SSS→ロプタ静岡→エスパルスユース(清水東)→東京学芸大学

tamiya.jpgトレーナー
田宮 正貴 / Masaki Tamiya
司馬医院所属
Ⅰ<コンセプト>

この文章は選手よりも保護者の方々に読んで頂きたい文章です。 お子さん達にとっては指導者の言葉より親の言葉の方が絶対であるからです。

ロプタでサッカーをする以上はロプタのサッカーを語る事が上達の近道です。お子さんへのアドバイスとして必要な事はサッカーを論ずる事よりもコーチの言っている事に集中させる事が近道です。一般社会に近づくほど抽象的な言い回しが出てきます。概念、目的、目標、手順などです。
私の話にはその様な文言が多岐に渡り頻繁に出てきます。これらの意味を知るとは辞書で調べた事ではなく、プロジェクトの中で実感し、実際にそれらを意識しながら習得し始めて知る事になります。教育の理念とは「社会に貢献できる人をつくる事。」だと思っています。社会に出る前にこれらの社会の仕組みの基本をサッカーを通して学びえるロプタでの3年間になれば成功です。

クラブにとって一番大切なことは、コンセプト(概念)です。ロプタとしての理念です。

*子供たちを預かるにあたってのクラブ運営の考え方。
*ロプタはどんなサッカーをするか?そこにどんな哲学が存在するのか?

つまり、「どんな指導者がいるか」、「どんな選手がいるか」でコンセプトを見ることができます。

Ⅱ<勉強とサッカーの両立>

これが最優先となります。 
好きなサッカーを貫き通すには、避けては通れません。なぜ勉強をするのか?を問う前に、高校進学を自分で否定できない以上、勉強はしなければなりません。

勉強には大きく分けて①一般基礎教育(学校での勉強)と②これだと思った事をとことん自ら探求し、やり切る勉強と二通りあります。ここでの勉強とは①一般基礎教育を指します。一般基礎教育も①ただただ詰め込むだけの勉強と②考えないとできない勉強があります。とにかく詰め込む事と、想像力を刺激し判断力を育む事、両方が必要です。突き詰めると脳科学の問題になってしまいますのでこの辺でやめにします。なぜ勉強をするのか?みずから説いて勉強して下さい。


練習は、基本的に月曜以外毎日行います。ただし練習、試合全てにおいて強制的な雰囲気はなく、参加は自主性に任せています。ほとんどの選手が塾の日を1日ないし2日を練習がある日に設けています。
また、塾に行かなくても250点満点の学力テストで230点を取ってくる優れ者もいました。
この通常の勉強とサッカーのバランスが崩れると3年生の春先と3年生9月にある大事な大会に良い準備が出来ず、チームとしての結果を残せず終わります。3年生になると高校受験に関係するテストの勉強への不安解消が、大好きなサッカーより勝り、なかなか練習に出て来る事ができません。
勝敗は、個々のコンディショニングが占める割合が大きいため、良い準備、すなわち、常日頃からの勉強との両立が出来なければ、上位チームに勝つことは難しいです。これがロプタは良いチームなのに結果が伴わない大きな理由です。
勝つことを目指して闘うことはスポーツの原点なのですが、チームが勝っても、俺はいっこうにサッカーが上手くならない、どうしたいかの目標と意識が定まらない、なおかつ、勉強の成績も良くないのでは、本末転倒です。
サッカーのレベルの高さとは、選手個々のレベルにあります。勉強もサッカーの練習も毎日こつこつと決まったルーティーンをサボらずにこなしていく事、なぜ上手くならないのか?どうしたら上手くなるのか?を常に考え実践していく事がチームの勝利と個々のレベルを上げます。上達の過程において失敗やミスは付きものです。上達する者はむしろ多くの失敗やミスを繰り返します。ミスと次の同じミスとの間に工夫が入ります。すなわち知恵がうかがわれます。ただ上手いのではなく、上手くなっていく過程に未来が見えると考えます。


Ⅲ<ファイティングスピリットを持ち攻撃的なサッカー>

我々は攻撃的なサッカーをします。例えれば、相手に3点取られても4点を取って勝つサッカーです。

①我々は以前、サッカーがあまり上手くなくても下手な選手でも、強いチームに対して勝てる方法を模索し、実際にゴールを全員で守りに守り、少ないチャンスを狙い1対0で勝負を決めようとする術などで勝ったこともありました。しかし、この方法を繰り返しチームが勝っても、その後の選手のスキルアップは望めないと気付きました。単なる思い出造りであり、これでは良い選手など育つ訳がないと気づきました。 

また、②攻撃的であろうと守備的であろうとサッカーのプレーの仕方に決まりはありません。あるとしたら好みです。ボールを奪われなければ守備を心配する必要はいりません。ゴールを最初から守らなくてもボールを奪われた瞬間に奪い返せばゴールを守る必要はありません。ボールを絶えず保持し、正確な技術と賢さで相手ゴールを何度でも奪う。我々はそこに醍醐味を感じるからです。
ここではあえて精神論を説くことをはぶきます。
我々は3人のフォワードと2人の攻撃的なミッドフィルダーが中心となりボールを支配し、ゴールを量産することに力を尽くします。
我々の選手は相手にボールを奪われたら速やかに奪い返しに行きます。奪ったボールは簡単には相手に渡しません。もちろん両サイドバックも攻撃の起点となりゴールを狙いに行きます。相手のゴール前でのプレーを数多くし、ゴールするためのアイディアを繰り返します。
我々の選手は、どのチームよりも走ります。
選手同士のポジションは必要以上余分に開いたり離れたりはしません。
ボールが通るスペースさえあれば、どんなに狭いスペースでもお構いなく落ち着いてプレーします。
我々の選手は、ピタッとボールが足に・体に張り付くようなトラップをします。ダンスを踊るようなターンをし、しなやかなドリブルで相手陣内を切り刻みます。相手が思わず立ちすくんでしまうパスワークがボール保持の基本となります。見ている人もやっていても本人たちも楽しげです。 指導者は意識を教え込む事が仕事です。

Ⅳ<テクニック・インテリジェンス・ランニングを重視する指導>

サッカーは、相手があって成立するスポーツです。
相手との駆け引きが落着いてできる選手の育成を目指します。それは1対1での駆け引きだけではなく11対11の駆け引きを想定します。
とかく印象に残る華麗な1対1の戦い・駆け引きに固執しすぎるとサッカーでなくサーカスになってしまう恐れがあります。
我々は、11対11に備えるテクニックと賢さ(インテリジェンス)を優先して指導します。そして、コートを縦横無尽に走りきる走力を養うことも重視します。
つまり、テクニック・インテリジェンス・ランニングです。

a)テクニック
サッカーは、広々とした平原を走り回るのではなく、むしろ狭い人ごみの中でも広さを感じさせられるテクニックと落ち着きを持った選手たちになるように導きます。
フットサルコートの半面ほどの狭いスペースを使った練習を良く行いますが、そこでは素人目でもそれぞれの選手のボール扱いの上手い下手が良くわかります。
小さなミスを犯せば相手にボールをすぐに奪われてしまう中で、ボールを保持し、なおかつ自由にその中をすり抜けてしまう技術とメンタル面の上達にはうってつけの練習です。
ただ呆然と立ちすくむ相手をドリブルで抜き去る事で満足していては、必死でボールを奪いに来る高いレベルの相手には太刀打ちできません。
サッカー基本用語にlook around(周りを見ろ)とあります。

育成の指導者(HP掲載文)
Look around think before 「見て判断する」 サッカーのゲームをするにはあくまでもこの事をベースにし技術練習に携わります。日本の大半の指導者はこれができません。
現場では「見て判断する」が付録のように扱われ、まずは技術だ、体力だ、ドリブルだ、いやパスだとか、「今は個を伸ばす時期だから」などと根拠も実績もないのにわかり切ったかの様にのたまい、「判断する」を切り離し漠然とした積み重ねの末に未来があるかの様な練習をする指導者が多いです。ゲームを見れば分かります。
Look around think beforeは、例えるならば一度に何枚もの皿を回す皿回しの曲芸の1枚目の皿であり、サッカーのゲームにおいてはいつ何時においても落としてはいけない皿なのです。全てのプレイに切り離して考える代物ではありません。
そもそもリーダーに、表現したいサッカーの絵がないとクリアーなトップダウンはできません。政治でもビジネスでも裁判でも、まずは方針を決め、その方針に向かって手順が決まる。オセロゲームに例えると良くわかります、勝者は漠然とした目先の攻防の繰り返しよりも四隅を如何に取るかの方針に向かって考えを廻らします。

ボールが上手く扱えない選手は、これができません。がんばればがんばるほどゴリ押しのプレーが続きます。また周りが見えない恐怖からプレーに絶えず焦りが生じます。ボールコントロールからの解放すなわちボールを見続けなくてもしっかりとしたボール扱いができるテクニックを身につけてこそ顔が上がりlook aroundに進んでいけるのです。
身体的な優位に任せた中途半端なボール扱い(テクニック)は後で大きな、つけとなって帰ってきます。体の大きな子は小さな子に比べボールを器用に扱うまでに時間がかかります。
ゴルフをするお父さんならわかると思いますが、ショートアイアンと2番アイアンの違いと同じです。ここが分かれ道です。
身体の大きな子は、我慢して小さな子の2倍の時間をかけてコツコツと器用さを習得することが必要です。
もともと備わっているパワーとスピードに頼り、大味なプレーを続けていけば、その時は、だれもがそれを個性だと絶賛し、上手くないが故のミスを指摘しないことをよく見かけます。これでは、せっかくの逸材も台無しです。
子供のころのパワーとスピードを否定しているのではありません。
例えば車が時速50kmで十分抜かせる所をわざわざ100kmのスピードで走る必要はありません。コントロールができるのかがサッカーでは必要です。我慢することはだれもが苦手です、本人もまた周りの人々も。人は褒められることで導かれます。サッカーが上手になるにはどこを褒めてあげればいいのか?回りの人も責任重大です。それと出来ないプレーを本人も周りの大人も客観的に認める事も必要です。なぜ出来ない?と問われても出来ない事は出来ないのです。 子どもの頃、三日で習得できたテクニックが高校生になってからでは3ヶ月、いや、それまで染み付いた悪い癖を取り除くまでが大変で結局は習得できず高校の試合でラグビーのようにあっちにぶつかりこっちにぶつかりの選手は少なくありません。子どもの頃に備えたゲームの中でのテクニックとインテリジェンスはその後、失うことはありません。
しかし、子どもの頃の身体的な優位は、大人になるにつれ高いレベルでの優位はほとんどなくなります。習得して欲しいことは①どれだけ速く走れるのかではなく、むしろいつ走り出せるのかです。②選手たちに習得してほしいのは、タイミングの取り方です。③豪快なテクニックではなく、何気ないテクニックです。④試合中に何回も繰り返すしなやかな基本動作です。
⑤ボールを上手に止めること・上手に蹴ること・上手にドリブルでボールを運ぶことです。
育成期はボールをゲームの中でいかにコントロールできているかが基本です。ボールにどのように触れるかのファーストタッチが全てです。
ボールを敵に対して、また、ゴールに対してどこに置くのか、ピッチのどこを走るのか、いつ走るのかです。そして、その時どこを見ているのか?何を見ているのか?何を感じているのか?が重要です。
それが出来ると味方や敵のコントロールができます。見方同士のアイディアの共有と実施に喜びを感じて欲しいのです。どんなスポーツでもプレー中での落着いた動きは、その競技における成熟度を感じさせます。

b)インテリジェンス  
①見えていること・わかっていること
ゲーム中の選手はドリブルなどでボールを持っている状況と持っていない状況があります。この場合のインテリジェンスとは、それぞれの時に頭の中で何をイメージしているかを指します。
まず、その選手はその時々に、何が見えているのかが重要です。
ボールを持っていない状態とボールを持っている状態の選手とでは、ゲームの見え方が違います。
前者は、ボールをコントロールする必要はなく、敵からの激しいボディーコンタクトを受けるわけでもなく、味方とのタイミングを計る必要もありません。また、落ち着いてゲーム全体を見渡すことができ、疲労もなく、全てがヘッドアップの状態です。

その時間帯はプレイ時間の95パーセント以上を占めます。その間ボールばかりを見続けて「ぼーっ」としているか、敵を見て感じ次の未来を予測しながらボールに触れるまでの準備を整えるかでプレイは全く違います。いわゆる気が利くかどうかは準備で決まってしまいます。意識して見たいモノを見る事とただ漠然と見ているでは見えるモノが違います。
後者は、その全くの逆で、激しいボディーコンタクトを仕掛けてくる敵、仲間との関係等多くのストレスがかかります。
そこで、その選手が、正確にボールを扱うテクニックの有無でゲーム中の見え方(視野)が違ってきます。当然、見えているものが違っていればイメージすることも違ってきます。
したがってサッカーのインテリジェンスとは、テクニック(ボールを正確にとめる・蹴る・運ぶ)の裏付けが必要となります。
インテリジェンスを表現するには、プレー中、いかにどれだけ見ること(情報収集)が出来るかがベースとなり、集めた情報を解析し実践する、この解析能力こそがインテリジェンスです。「日本人が目指すは気が利く選手これこそが理想の選手像だと考えます。」そのイメージを実行し表現する事がテクニックです。 
また、選手個人が持っているテクニックはそれぞれ違い、ボールは上手に蹴れないがドリブルだけは上手である選手、ドリブルは苦手でも相手からボールを奪う技術は高く、比較的正確にボールを蹴ることが出来る選手、普段センターでプレーすることが多い選手、後ろのほうでプレーする選手、前線でプレーする選手、それぞれに関心を持って見ようとするプレーも違ってきます。単純に近くと遠くで同時に何が起きようとしているのかの視野を広げる事と、わざわざ遠くまで行かなくても使える自分のスペースを認知できることが大切です。

② 表現力
サッカーは単純にゴールを攻め、ゴールを守り、勝負を決めます。戦い方に決まりは無く、どう攻めようが守ろうが自由です。そのために 自らが今、何をしたいかを表現しなければなりません。
戦い方、スタイルについては監督が決めますが、選手たちはいったんコートに入れば、ジャズのセッションのようにタクトは、演奏者たちにゆだれられます。
演奏者たちは、個々が持つそれぞれの「ひらめき」を融合させ、お互いが解り合い、尊重しあうことによって素晴らしい演奏に仕上げていきます。 その「ひらめき」は、それまでに挑戦し失敗を繰り返し得てきた経験が源となります。その達成感をサッカーで追い求めます。サッカーには、決められたレールはありません、しかしサッカーは相手あってこそのゲーム、駆け引き・騙し合いがあってこそサッカーだと信じて疑いありません。足の速さを競うのではなく、体の強さ・大きさを競うのではありません。

c)ランニング
攻撃は相手の隙を見つけ出し、相手より先に人とボールをそこに送り込むには走ることが不可欠です。守備でもボールを奪われた瞬間にボールを奪い返しに走ります。相手にボールを奪われないことが一番の守備になりますが、それだけを追い求めるのは現実的ではありません。
時には激しく走り、タイミングを計りながらゆっくり走りと、サッカーにはいろんな速度での走りが要求されます。我々のチームは長時間のゆっくりとしたランニングを練習に取り入れています。いわゆる有酸素運動です。
これは、身体造りのベースとなります。激しく動く時の筋肉とゆっくりと動く時の筋肉は違います。長時間ゆっくりと走り続けることが出来る筋肉の発達は、激しく走るときの筋肉のベースとなります。